常用漢字
書き順
なりたち
象形 祭卓(神を祭るときに使う机)の形。神に供える酒食を載せる台である。一般の祭卓の形は示であるが、天帝を祭る大きな祭卓は交叉(こうさ)させた脚を締めて安定させる。この大きな祭卓を使用して祭るものを帝といい、「あまつかみ(天にいる神)」をいう。帝は自然神であり、その最高神が上帝である。金文によると、祖先の霊は天にあって上帝の左右に仕えるものとされている。帝を祀(まつ)る祭祀(さいし・祭り)は禘(てい・まつり)とよばれた。祀るときに唱える祝詞(のりと)を入れる
さいを加えた形が啇(てき・啻)で、嫡(ちゃく)のもとの字である。帝を祀る身分の人を啇・嫡という。のち帝は、「みかど(天子)」の意味に用いる。
そのほか
画 数
9画
部 首
はばへん、きんべん
音読み
たい(外)・呉音
てい・漢音
訓読み
あまつかみ(外)
みかど(外)
用例
帝位(ていい)
帝紀(ていき)
帝威(ていい)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
みかど。天子
帝王・五帝・皇帝・女帝
天の神
上帝・天帝・白帝・冬帝
帝国の略
反帝・帝劇・帝大・帝展
なかまのかんじ
亠のある漢字
立のある漢字
冖のある漢字
巾のある漢字
帝のある漢字
帝
締
諦
m