常用漢字
書き順
なりたち
形声 音は冘(いん)。冘に枕(ちん・まくら)・鴆(ちん・毒鳥)の音がある。甲骨文字は水の中に牛や羊をかいた象形の字。洪水などのとき牛や羊を犠牲(いけにえ)にして川に沈めて祭るという意味である。犠牲をしずめるの意味からすべて、「しずめる・しずむ」の意味となり、「うもれる・かくれる・ひそむ・しずか・おちつく・ふける」などの意味に用いる。犠牲を用いる方法には、犠牲を川に沈める沈のほかに、地中に埋めて地霊を祭る薶(ばい・うずめる)があり、あわせて沈薶(ちんばい)という。
そのほか
画 数
7画
部 首
さんずい
音読み
しん(外)、じん(外)・呉音
しん(外)、ちん・漢音
訓読み
しず-む
しず-める
かく-れる(外)
用例
沈金(ちんきん)
沈降(ちんこう)
沈子(ちんし)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
しずむ。しずめる
沈下・沈殿・沈没・浮沈
気持ちがしずむ
消沈・沈痛・沈鬱・沈滞
物事に深入りする
沈酔・沈潜・沈湎
落ち着いている
沈静・沈黙・沈勇・沈着
とどこおる
沈滞
長い間変わらない
沈痾
なかまのかんじ
氵のある漢字
冖のある漢字
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