なりたち
会意 玄と田とを組み合わせた形。玄は糸束を拗(ね)じった形。田は染め汁をいれた鍋(なべ)の形。染汁(そめしる)の鍋の中に糸束を漬(つ)けて染色することを畜といい、長い間つけて、色を深くするので、「つみかさねる・とどめる・たくわえる」の意味となる。畜には、三音あり、チクの音は、「たくわえる」、キクの音は、「やしなう。かう」、キュウの音は、「家畜・けもの」の意味に使う。畜生(ちくしょう・鳥や獣、また、人をののしっていう語)という語は、隋王朝の皇帝の文帝が太子を罵って使用した語であるが、畜生(きゅうしょう)と読むべきである。