常用漢字
書き順
なりたち
会意 而(じ)と寸とを組み合わせた形。而は頭髪を切って髷(まげ)のない人を正面から見た形で、雨乞いをする巫祝(ふしゅく・神に仕える人)の姿。雨を需(もと)め、需(ま)つことを需(じゅ・もとめる、まつ)という。巫祝に手(寸)を加えて巫祝を使役(しえき)する形が耐で、よく「たえる」ことをいう。「説文」に耐の正字を耏(じ)とし、「耏は罪あるも?(こん・髪切りの刑)に至らざるものなり」とあり、髪切りの刑罰の軽い者を耏というとする。耐と耏は別の意味の字として用いられる。
そのほか
画 数
9画
部 首
しこうして
音読み
ない(外)、のう(外)・呉音
だい(外)、どう(外)・漢音
たい・慣用音
訓読み
た-える
用例
耐圧(たいあつ)
耐久(たいきゅう)
耐寒(たいかん)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
たえしのぶ
忍耐・耐乏
もちこたえる
耐火・耐震・耐熱・耐用
なかまのかんじ
人体に由来する漢字
而のある漢字
需
儒
耐
端
寸のある漢字
m