常用漢字
書き順
なりたち
形声 もとの字は墮に作り、音符は隋(だ)。隋は𨸏(ふ・阝。もと
の形)と左と月(肉の形)とを組み合わせた形。𨸏は神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯(はしご)の形。左は呪具(じゅぐ)の工を手に持つ形。隋は神の梯の前に肉を供え、工を持ち、祈って神のある所を尋ねる形で、隋(ずい)ではなく隋(だ)でよむときは、供えられた祭肉の意味となる。墮は土(土主の形で、土地の神)に祭肉を供えるの意味で、多くの祭肉を盛り上げるように供えるので、祭肉が、「崩れ落ちる」の意味となる。のちすべて「おちる、くずれる、こぼつ(こわれる)、やぶれる」の意味に用いる。
そのほか
画 数
12画
部 首
つち
音読み
き(外)、だ・呉音
き(外)、た(外)・漢音
訓読み
おち-る(外)
こぼつ(外)
やぶ-れる(外)
用例
堕獄(だごく)
堕壊(だかい)
堕涙(だるい)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
くずれおちる
堕胎・堕落・堕在
おこたる
怠堕・堕罪
なかまのかんじ
中国古代の儀式に由来する漢字
阝のある漢字
ナのある漢字
ナを左払いから書く漢字
月のある漢字
土のある漢字
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