常用漢字
書き順
なりたち
会意 もとの字は卽(そく)。皀(きゅう)と卩(せつ)とを組み合わせた形。皀は𣪘(き・食器)のもとの字。卩は跪(ひざまづ)く人を横から見た形。即は食膳(しょくぜん)の前に人が跪く形で、食事の席に即(つ)くの意味となる。席だけでなく、位につくことを即位といい、すべて「つく」の意味に用いる。席につくことを即席といい、その場の意味となり、その場にのぞんですぐすること、「すぐさま、ただちに」の意味になるので、即は、ただちにの意味となる。則と通じて「すなわち」の意味に用いる。皀(食器)をはさんで人が向かい合って座っている形は郷、食事をして満腹になり、皀(食器)を前にして後ろを向いておくび(げっぷ)をする人の形は既である。
そのほか
画 数
7画
部 首
ふしづくり
音読み
そく・呉音
しょく(外)・漢音
訓読み
つ-く(外)
すなわち(外)
用例
即売(そくばい)
即座(そくざ)
即応(そくおう)
漢字の意味、意義、熟語
意 味
ことば
地位や位置につく
即位・相即・不即不離
すぐに。ただちに
即興・即決・即時・即日
とりもなおさず
色即是空
なかまのかんじ
人体に由来する漢字
卩のある漢字
即のある漢字
節4
即
m