なりたち
象形 把手(とって)のついている大きな針の形。入れ墨をするときに使用する。入れ墨の刑罰を象徴するものとして、
さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形)の上に置くと言となり、神に誓いをたてることばの意味となる。女の額に加えると妾(しょう・はしため)で、神に犠牲(いけにえ)として捧げられた女をいう。罰のもとの字は辠(ざい)で、自(鼻の形)に辛を加えて刑罰として入れ墨をすることをいい、つみの意味となる。入れ墨をするときの痛みを辛といい、「つらい・きびしい」の意味となり、その意味を味覚の上に移して「からい」の意味となる。十干の一で、「かのと」をいう。