書き順  
なりたち
 象形 文身(ぶんしん)の形。正面を向いて立つ人の胸部に、心・×・Vなどの形を書き加える。おそらく死者の胸に呪飾(じゅしょく・まじないの飾り)として、朱色などで一時的に描いたもので、死者の霊が死体から脱出するのを防いで死者の復活を願い、また外からの邪霊が憑(よ)りつくのを防ぐ意味のものであろう。産(產)・彦(彥)には文が含まれるが、產は生まれたときの生子(せいし)儀礼を示し、彥は文と厂と彡とを合わせた形で額に美しい文身を加えて、一定の年齢に達した男子の通過儀礼を示す。死んだ婦人の左右の乳房(ちぶさ)に邪悪な霊がとり憑くのを祓(はら)うために、㸚形(りけい)の文身を鮮やかな朱色で描いた形が爽(そう・あきらか)・爾(じ・うつくしい)・爽(せき・あきらか)で文身のあざやかなことをいう。爽の上半身の形が爾で、それで、文は美しくかざった「あや・もよう・いろどり・かざり」の意味となる。美しい色や形を示す記号のような文字の彡(さん)を加えた彣(ぶん・あや)は、文身の美しいことをいう。入れ墨を加える針の針先に墨だまりがある形は章で、合わせて文章(あや。もよう。また、文字を連ねてまとまった思想を表現したもの)という。また(もじ・字。ふみ。また、ことば。もんじともよむ)のように用い、「もじ。ふみ。ことば」の意味につかう。
そのほか
学 年 1年
画 数 4画
部 首 ぶん
音読み ぶん・呉音
もん・漢音
訓読み ふみ(中)
あや(外)
用例 文学(ぶんがく)
文人(ぶんじん)
天文(てんもん)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
あや。もよう文質・文飾・文様 ・無文
もじ。ことば 金文・本文・文言 ・祭文
ことばをつづった 作文・全文・美文・名文
本。記録。書物 文献・文庫
学問や芸術の分野 文化・文官・文教・人文
貨幣大きさの単位 文数・一文銭・二束三文
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
時の漢字
亠のある漢字
文のある漢字
  文1 対3 済6