書き順  
なりたち
 会意 止と人(儿・じん)とを組み合わせた形。止は足あとの形で、古い字は之(し・いく)と同じでゆくの意味となる。人の上に止を加えて、行くという意味を強調し、先行(他より先に行くこと。先頭を行くこと)の意味となる。甲骨文によると、殷(いん)代には、異族の人を先行させて道路の安全を確かめる儀礼があった。未知の地には邪霊がいると考えられ、道路を祓(はら)い清める行われたことは、途・道などの字によって知られている。先行の儀式をいう先は、のちに「さき、まえ、さきに、まず」の意味になり、その意味を時間の関係に移して「むかし、以前」の意味となり、先賢(昔の賢人。先哲)・先祖(家系の初代。また初代以後、現存者以前の人々)という。また、未来のことについても先見(将来のことを見通すこと)・先知(前もって知ること)のようにいう。
そのほか
学 年 1年
画 数 6画
部 首 ひとあし
音読み せん・呉音
せん・漢音
訓読み さき
ま-ず(外)
用例 先学(せんがく)
先日(せんじつ)
先回(せんかい)
漢字の意味、意義、熟語

意 味 ことば
位置的に前のほう 先端・先方・先頭・先導
時間的に早いほう 先客・先発・先刻・先着
さきだつ 率先・先着・先駆・優先
今の一つ前 先月・先週・先先代
碁・将棋で先番 先手・ 互先
突出している 先鋭
なかまのかんじ

中国古代の儀式に由来する漢字
方向の漢字
人体に由来する漢字
儿のある漢字

先のある漢字  先1 洗6